保育カリキュラムの共同研究:音楽のワークショップ /1歳児クラス「いろいろな音」
♪♪聖心女子大学教授 今川恭子先生との「保育カリキュラム共同研究 」♪♪
5月14日(月)
今日は今川先生と小さい子向けの楽器で楽しむ日。
まずは、子どもたちに親しみがあるフェルトのマスコット。
中には鳴き笛や鈴が入っています。サイズは小さい子どもが握りやすいくらいの大きさ。
「はい、どうぞ」と子どもの前に置くのではなく、「子どもと音との出会い」を大切にします。
手の中にマスコットを隠して童歌を歌いながら、子どもの興味を引き手に自然と興味を促します。
おにぎりぱっちり たてよこひよこ
おにぎりぱっちり たてよこひよこ
ぴよぴよぴよ
ぴよぴよぴよ
ぴよぴよぴよの後に手の中からマスコットの音を出しながら見せ
マスコットを使って身体接触をしながら楽しみます。
(音を出すタイミングや、鳴らす速さは子どもの様子をよく見て)
「なんだろう?」と興味を示してじっと見つめている子どもたち。
先生の歌とマスコットが触れるのが少しずつ楽しくなっていきます。
「触りたい」「自分も鳴らしてみたい」とマスコットに手伸ばし始めます。
手に取ると、触ったり、振ってみたり…
音が鳴るのに気が付くと、繰り返し音を出して研究していきます。
しばらくすると、お部屋の場所でトントントンと大きめの音がします。
机に置いてあった、サウンドシェイプという太鼓のような楽器に興味を持った子どもたちが
自ら鳴らして夢中になっています。
始めは机に置いた状態で叩いていましたが、
保育者が少し傾けて持つと…
音の響きが変わりました!
変わったことに子どもたちも気付いてさらに叩いて鳴らしていきます。
次に、宙に浮かせて叩けるようにすると、太鼓のように音が抜けて、いい音がします。
音が変わると、その音をもっと聞いてみたくてたくさん叩いていました。
いろいろな音が響き渡る中、きれいな音。
雨の音…
にぎやかだったお部屋がいつの間にか、静かになってその雨の音を聞くためにみんなが耳を傾けます。
静かになったお部屋に響くきれいな雨の音…
音の正体はレインステックという楽器♬
音の不思議さ、きれいさに子どもたちは自然と集まってきます。
何度も繰り返し音を聞いて楽しみましたよ。
もう一つきれいで不思議な音、エナジーチャイム♪
そのきれいな音に興味津々。じっと聞いてみたり、自分で鳴らしてみたくなったり、
ちょっと触って音の響きがなくなるのに気づいたり、研究、研究!
今回、とっても人気だったのが…
木製トムトム♪
いろいろな楽器に触れ最後に出てきた楽器!もう早く鳴らしたくて仕方がありません。
付属のマレットを使って鳴らしますが、今回は最近子どもたちが日常の中で遊んでいるラップの芯を使用しました。
♪おおきななたいこ どーん どーん
♪ちいさなたいこ とんとんとん
♪ちさなたいこ おおきなたいこ
♪どーん どーん とんとんとん
普段歌っているおおきな太鼓の歌を保育者が歌うと、
子どもたちが嬉々としてトムトムを鳴らしていました。
一人ひとりのペースで、さまざまな音を楽しめました!
今回、今川先生はたくさんの楽器を用意してくださいました。
すべて一気に出すのではなく、どこまでも子どもの様子をよく見て選択してくださいました。
今回は登場しなかった「カエルギロ三兄弟」どんな音が出るのでしょうか?次回のお楽しみ♪