保育カリキュラムの共同研究:音楽のワークショップ/ 5歳児クラス「三番叟」
♪♪聖心女子大学教授 今川恭子先生との「保育カリキュラム共同研究 」♪♪
小川実加子(協力・指導/囃子演奏家)
藤田和也 (協力・指導/国指定重要無形文化財 江戸里神楽 若山社中・歌舞伎囃子 笛方)
他協力者1名
6月11(金)
5歳児クラスの「音楽ワークショップ:三番叟」
今回は、畑にサツマイモの苗を植えたのを聞いて、
おいしいサツマイモができるようにとおまじないを教えに来てくださいました。
「この鼓の音は何のお花を表してるでしょう?」と小鼓を先生が鳴らします。
2、3回聞くと…
「あっ!たんぽぽだ!」
とってもいい耳のきりん組さん。
すぐに小鼓の奏でるリズムが「たんぽぽ」と鳴っていることに気づきました。
手作りの紙芝居
畑の農作物が育たなくて困ってしまったおじいさんが、
神社にっておまじないと笛と鈴を巫女さんからもらいます。
そのおまじないを畑にかけると、たくさん畑が実ったというお話しです。
おはなしが終わると、先生たちが取り出したのは、お話しに出てきた鈴と笛。
さあ、みんなでおまじないをやってみます。
♪ ほんほ ひと うろ ♪
笛のメロディーと同じ!
自然と子どもたちの声と笛の音があっていきます。
サツマイモが大きくなりますように。
地面のお芋に届くよう足踏みもつけて、繰り返し覚えていきます。
♪ ほんほ ひと うろ ♪
♪ ほんほ ひと うろ ♪
クラスでどんなお芋ができてほしいか新聞紙などを使って作っていました。
みんなが作ったお芋のように大きくておいしくなるよう、
作品を持っておまじないをすることにしました。
すると・・・神様が一緒におまじないをしに遊びに来てくれました。
自分たちの作ったお芋の作品も神様に見てもらって、一緒におまじない♪
♪ ほんほ ひと うろ ♪
♪ ほんほ ひと うろ ♪
初めて会う神様に少しドキドキしながらもおまじないをかけます。
次の日は、「親子遊ぼう会」でお家の方と実際に畑で水やりや草取りをする予定。
テラスに出て、「明日の天気が良くなりますように♬」とおまじないをすることになりました。
元気なお日様に見守られながら、おまじないをかけていきます。
♪ ほんほ ひと うろ ♪
♪ ほんほ ひと うろ ♪
気持ちもどんどん高まって、不思議と神様の踊りにみんなが合わせておまじない!
さあ、これで準備はばっちり!
次の日はみんなのおまじないのおかげで晴天!
畑でもおまじないをしてきましたよ。
サツマイモの生長がより楽しみになりました。
~子どものつぶやき~
子:子ども 保:保育者
神様が帰ってしまったあと女の子が二人話にきました。
子「ねぇ、神様どこに行っちゃったんだろう?」(ちょっと寂しそう)
保「他の畑もおまじないしにいったのかな?」
子「どうやって?」
保「どうやってかなぁ?」
子「空飛んで!?」
子「宇宙船に乗って!」
2人で顔を見合わせて
「うふふ♥」
神様どこまで行くんでしょう…。
想像する子どもたちの顔がキラキラしてとっても素敵でした。
神様にまた会えるといいですね。